16年目の現役助産師さやえんどうです
私の現在住む地域は、車がないと生活できません
なのでよく妊婦さんたちから、
運転中ってシートベルトしなくてもいいですか?
と聞かれることがあります
そこで今回は、『妊娠中のシートベルト』についてお話します
こちらの記事を読むと、
妊娠中のシートベルトについて正しい知識を得ることができます
私、改めて調べてみました
では、始めましょう
車に乗らないことが一番
妊婦さんが運転をしてはいけないという法律はありません
しかし妊娠により、
- 体調不良
- ホルモンの変化による注意力低下
- お腹が大きくなることで動きが鈍くなる
など不安要素がありますので、運転しないことが一番です
同乗についても、
交通事故はいつどのように起こるかわかりませんので、
乗らないことが安心ですね
妊婦のシートベルト着用
しかしどうしても乗らなくてはいけない場合、
シートベルトでお腹を締め付けて赤ちゃんが心配だ、と不安に思う妊婦さんは多いです
道路交通法により、
全ての運転者・同乗者にシートベルトを装着する義務があります
そして産婦人科診療ガイドライン2020では、
妊婦のシートベルトの正しい装着により、交通事故による母児死亡率の低下が期待できます
とあります
道路交通法によるシートベルトの義務
道路交通法により、運転者も同乗者も座席ベルトの着用が義務付けられています
つまり、妊婦さんもシートベルトをしなくてはいけません
免除の対象
ただし、妊婦さんでシートベルトを装着することで健康保持が害される場合のみ、免除される場合があります
つまり、急な出血や破水、陣痛などの超緊急時のみだね
産婦人科診療ガイドラインによるシートベルト装着の奨励
産婦人科診療ガイドライン2020によると、
妊婦さんのシートベルト着用は、交通事故時の母児死亡率低下が期待できると考えられています
警察のホームページにも、
日本産科婦人科学会等も、シートベルトの正しい着用が母体と胎児の安全性を高めるとの見解を示しています
とあります
つまり、医師はシートベルト装着を推奨しているということです
妊婦のシートベルト装着方法
- 腰ベルトと肩ベルトを共に着用する
- 肩ベルトは胸の間を通し、おなかの側面に通す
- 肩ベルトは首にかからないようにする
- 腰ベルトは、お腹の膨らみを避けるように腰骨のできるだけ低い位置を通す
(産婦人科診療ガイドライン2020より)
お腹や首元に負担のないよう、正しく装着しましょう
まとめ:二人の命を守るためにシートベルトを装着しよう
妊娠したら、車に乗らないことが一番です
どうしても乗らなくてはいけない場合は、
ご自身と赤ちゃんの二人の命を守るために、、シートベルトを正しく装着し、安全を心がけましょう
体調が悪い時や長時間の運転は、絶対にだめだよ
気を付けてね
お読みいただきありがとうございます
今日はこの辺で
さやえんどうでした
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