16年目の現役助産師さやえんどうです
こちらの記事では、赤ちゃんの母乳の飲み方『5つのタイプ』についてお話します
- 授乳中のお母さんやその家族の皆さん
- 母乳育児に興味のある妊婦さん
こちらの記事を読むと、
- 赤ちゃんの母乳の飲み方『5つのタイプ』を知ることができる
- そのタイプに合った授乳のポイントを知ることができる

あなたの赤ちゃんはどのタイプかな
では、始めましょう
赤ちゃんは5つのタイプに分かれる

『新生児の早期の哺乳パターン』について調べられた1953年の文献から、赤ちゃんは『5つのタイプ』に分かれます
赤ちゃんの母乳の飲み方『5つのタイプ』は、
- barracudas(カマス)
- excited ineffectives(気難し屋)
- procrastinators(後回し)
- gourmets(グルメ)
- resters(のんびり屋)
です
barracudas(カマス)

日本でいえば、スッポンタイプ
乳房を近づけるとすぐに乳頭・乳輪を口に含み、吸い始めます

カマス(barracuda)は、大きな口を開けて餌を大食するんだって
excited ineffectives(気難し屋)

母乳を飲んでいる途中で、興奮して離したり、泣きわめくことがあるタイプです

よくあるよね
procrastinators(後回し)

生後数日はおっぱいにあまり関心がないタイプです
母乳をあげようとしても飲もうとしないので、お母さんは困ってしまいます

一時的なことが多いよ
gourmets(グルメ)

乳頭で遊びながら、まずは味を楽しみ、舌鼓を打ち、
それから本格的に吸い始めるタイプです

急がせると怒っちゃうよ
resters(のんびり屋)

数分間おっぱいを飲んで、しばらく休み、また飲み始めるタイプです
おっぱいの上で眠りにつくこともあります

気持ちよさそうだね
個々のタイプに合わせた授乳が大事

この5つのタイプ分けで日本人は、
最も多かった | カマスタイプ |
最も少なかった | 後回しタイプ |
という結果でした

タイプの特性を知って、個性に合わせた授乳が大切だね
カマスさんはなかなか乳頭を離さない

よく吸ってくれるので大きな問題はないですが、
なかなか乳頭を離さないので、そのまま引き離そうとすると乳頭を痛めてしまいます
- 赤ちゃんがおっぱいを離すまで授乳する
- 赤ちゃんの口に中に指を入れて陰圧を解いてから離す
気難し屋さんは落ち着かせてから授乳しよう

一度泣き叫ぶと、なかなかおっぱいを吸えなくなります
- 泣いてしまったらいったん授乳を中止する
- 抱っこしたり背中を優しくトントンして落ち着かせる
- 泣く前に授乳を始める(母乳を欲しがるサイン)
後回しさんは肌と肌のスキンシップから始めよう

一時的なことが多いですが、
「おっぱいを飲みたい」と自分から思ってくれるまで、お母さんは焦らないことが大切です
- お胸に直に抱いてスキンシップをする
- おっぱいの匂いで興味を持たせる
- 飲んでくれない間は搾乳をして分泌を維持させる
グルメさんには自分の好きなようにさせてあげる

グルメタイプは珍しいです
自分が納得いくまで遊んだり味わったら、自分から哺乳を始めます
- 赤ちゃんのしたいようにさせる
- 急がせたり無理やりやろうとすると逆効果
のんびり屋さんは集中できる環境作りが必要

お母さんは焦らずに構えましょう
授乳に集中できる環境作りが大切です
- テレビや音楽を切る、携帯を見ない
- 二人きりの部屋で行う
- 家族に協力してもらい、時間や心の余裕を持って授乳に取り組む
まとめ:赤ちゃんの個性に合わせた授乳をしよう

赤ちゃんの母乳の飲み方『5つのタイプ』は、
- barracudas(カマス)
- excited ineffectives(気難し屋)
- procrastinators(後回し)
- gourmets(グルメ)
- resters(のんびり屋)
でした
赤ちゃんと上手にコミュニケーションをとって、母乳育児を楽しみましょう

ポイントを生かして授乳してみようね
お読みいただきありがとうございます
今日はこの辺で
さやえんどうでした
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