16年目の現役助産師、IBCLCのさやえんどうです
母乳育児を希望している妊婦さん、出産し授乳を始めたお母さん、どのようにしたら母乳が増えるのか、コツがあるなら知りたいですよね
この記事では、
- 母乳を増やすコツ3つ
- 母乳はどのようにして作られているのか『母乳が作られる3段階』
について、わかりやすく解説させていただきます
母乳を増やすコツは、『出産後早くから、頻回に、空になるまで』だよ
では、始めましょう
母乳が作られる3段階に合わせた行動が大切
母乳を増やすために大切なことは、
です
一つずつお話します
1段階目:出産が終わったら早くから授乳を開始する
母乳が作られる1段階目は、
妊娠中期~出産後2日頃
を指します
妊娠中期(妊娠16週~27週)には、ホルモンによって母乳が作られ、分泌し始めます
妊娠中に母乳が出ても問題はないよ
そして妊娠中は、特に何もしなくていいよ
大切なのは出産後
出産し胎盤がなくなると、ホルモンが大きな変化をし、さらに母乳を作るようになります
この時期に母乳を増やすためのコツは、
出産が終わったら早くから授乳を開始する
ということです
分娩台から授乳を開始できるといいね
出産直後から授乳ができない時(出産後の体調不良や帝王切開など)は、体調が良くなり次第始めていくと良いでしょう
2段階目:頻回に授乳していく
母乳が作られる2段階目は、
出産後3日~9日頃
を指します
2段階目の突入は、妊娠を継続させていたプロゲステロンというホルモンの急下降が合図だよ
プロゲステロンが急下降すると、プロラクチンというホルモンが急上昇し、乳腺が母乳をたくさん作り始めます
一般的には出産後36時間~96時間頃に母乳は増えます
この時期に母乳を増やすためのコツは、
頻回に授乳をすること
です
赤ちゃんが泣いたら、もしくは2~3時間毎授乳をすることで、プロラクチンの下降を食い止めます
3段階目:母乳が空になるまでしっかり飲ませる
母乳が作られる3段階目は、
出産後9日以降~
です
母乳を作る工程が安定してきます
この段階の母乳分泌は、乳房から母乳が飲みとられた量に左右されます
乳房は母乳が残されていると、「もう作らなくていいんだね」という指令が出て、分泌を抑えてしまうんだ
この時期に母乳を増やすためのコツは、
乳房の中が空になるくらい、しっかり赤ちゃんに飲んでもらうこと
です
しっかり飲んでもらうということは、授乳後に乳房が軽くなることが指標の一つです
まとめ:出産後早くから、頻回に、空になるまで授乳をすることが大切
母乳を増やすために大切なことは、
でした
時期に合わせたやり方がとても大切だよ
皆さんの希望に沿った授乳ができることを応援しています
お読みいただきありがとうございます
今日はこの辺で
さやえんどうでした
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